おまもりの定義







  おまもりの定義  
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神社や仏閣で売っているお守り袋だけが
おまもりではありません。
多くの場合、人々は切願成就や
悪霊退散などの目的でおまもりを
持ちますが、人の想いの数だけ
おまもりの種類もあるように感じます。

又、おまもりは高額な品物である必要も
その形態に捉われる必要もないと思います。

小さな子どもがその辺りに落ちている
小石を拾って来て「魔法の石だよ」
と大切にしまっている姿は
おまもりの原点とも言えます。

太古の時代、ネアンデルタール人や
クロマニョン人はすでにおまもりを
持っていた、という説があります。

それらはきっと骨のカケラや牙
小石や貝殻だったことでしょう 。
彼らは原子のインスピレーション
のままにそれらに力を感じ
たぶん動物の皮などで作った
おまもり袋にそれらを入れ
肌身離さず持ち歩いたことでしょう。

危険と不安でいっぱいだった太古の
人々から善き時代、悪しき時代
を経て現代人に至った私たちまで
いつの時代においても人間は
おまもりを保ち続けてきたのです。

そして、それはこれからも続くでしょう。
全く神仏に頼らない人も
心の拠りどころになる物を
なにかひとつは持っているはずですから。

                      
            一月吉日 謹書



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